#1 はじめに
本投稿は Zscaler Advent Calendar 2025 21日目の記事です。
こんにちは、エーピーコミュニケーションズの島田です。以前、ZCCのバージョン管理について記事を掲載しましたが、皆様の環境では定期的にアップデートを実施しておりますでしょうか。
3ヶ月ほど前 Zscalerより、最適なセキュリティとパフォーマンスを提供するために 古いZCCを使用しているデバイスはZscalerを利用できなくなる とアナウンスがありました。当初はデバイスの登録 ≒ ログインができなくなると記載されていましたが、その後ZCCが古すぎると自動でログアウトも行われることが追記されています。そこで今回はこのアナウンス内容を具体的に解説していきます。
Deprecation of Enrollment for Outdated Zscaler Client Connector Releases
trust.zscaler.com
#2 どのバージョンなら良いのか?
まずは Zscaler Help のサポートバージョンをご確認ください。そして、当該のアナウンスには supported ZCC versions (LA, GA(N), GA(N-1), GA (N-2), and LTS releases) と記載があります。LA=Limited Availability とされるバージョンは、先行してリリースされますが安定版ではなく商用環境には向かないため、基本的には GA=General Availabilityの N~N-2 とされるバージョンを目指すことになります。

LAおよびGAのバージョンは ZCC Portal で確認できます。最新版の安定性が怖い場合は、定期的に1つ前のバージョンを目標にアップデートを進めるのをお勧めします。また、Long-Term Support(LTS) と呼ばれるバージョンも2026年版のアナウンスがありましたので、バージョン選定の指標の1つになるかと思います。
#3 3段階で行われる古いZCCの廃止
Phase 1: User enrollments blocked from 1.x and 2.x versions.
2026年2月1日、Windows・Mac・モバイルOSのバージョン 1.x と 2.x 、Linuxのバージョン 1.5以前 のZCCを使用しているデバイスがログイン時にブロックされます。既に登録されている=ログイン中のデバイスは影響を受けませんが、ログアウトした後に再ログインしようとするとブロックされるようになります。
さらに2026年5月1日、上記バージョンのZCCでログイン中のユーザーが自動的にログアウトされ、以降はログインできなくなります。
Phase 2: User enrollments blocked from 3.x versions.
2026年7月1日、Windows・Mac・モバイルOSのバージョン 3.x 、Linuxのバージョン 1.5とそれ以前 のZCCを使用しているデバイスがログイン時にブロックされます。ログアウト・ログイン時の挙動はPhase 1と同様です。
さらに2026年10月1日、上記バージョンのZCCでログイン中のユーザーが自動的にログアウトされ、以降はログインできなくなります。
Phase 3: User enrollments blocked from all non-supported ZCC versions.
2027年1月1日、全てのOSでサポート外のZCCを使用しているデバイスがログイン時にブロックされます。ログアウト・ログイン時の挙動はPhase 1と同様です。
こちらは現在、自動ログアウトについては言及されていませんが、何らかの都合で一度ログアウトしてしまうとZCCを使用できなくなってしまいます。こういったトラブルにならないためにも、約1年後までに計画的にアップデートを行うための運用を設計し、ナレッジを溜めていくことが求められます。
#4 おわりに
今回のアナウンスにより、導入時に最新バージョンを入れておくだけでなく、継続的なメンテナンスの必要性がより明確化されました。通信に干渉するZCCのようなアプリのアップデートには何らかの不調やトラブルが付き物ですが、より安全に多くの機能をご利用いただくためにも、今後のサポート方針に合わせて定期的なアップデートをご検討ください。今回もお読みいただきありがとうございました!
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