
目次
はじめに
こんにちは、クラウド事業部の松尾です。
OCIのマネージドKubernetesサービスであるOralce Container Engine for Kubernetes(OKE)を簡単に構築してみます。
コントロールプレーンやワーカーノードの構成をコンソールで確認してみたいと思います。
どんなひとに読んで欲しい
- OKEチュートリアルをやってみた結果を知りたい人
- OKEのコンソール表示を知りたい人
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参考にしたチュートリアルはこちら。
Oracle Container Engine for Kubernetes (OKE) 概要 - Speaker Deck
OKE作成
クラスタの作成

ノード数は1

「基本的なクラスタを作成」へチェックすることでクラスタタイプが基本クラスタになります。

問題なければ必要なリソースが作成されます。

クラスタの作成完了までは6分ほどかかりました。


クラスタ詳細からはノード・プールが確認できます。

ノード・プール詳細ページにポッド数が31という記述が。VCNネイティブ・ポッド・ネットワークを使用していると制限があるようです。
Kubernetesとしては1Podあたり110のポッド数が上限だったはずです。(変更もできたはず)
ドキュメントをみると、1つのNICあたりの制限として31であるため、31以上のPodを利用したい場合は2つ以上のNICを付与できるシェイプを選択してNICを3つ以上の構成とすることで実現できるようでした。
もしくはFlannel Overlayにすることも選択肢にあがるかもしれません。

せっかくなのでクラスタへCloudShellからアクセスしてみます。

作成した1つのノードが確認できました。

NAMEがワーカーノードのIPアドレスと一致しています。

クラスタ作成時のノード・タイプを、仮想ノードで作成するとコンピュートインスタンスではなく内部的に作成される形になります。

まとめ
OKEを簡単に作成してみました。
クイック作成だったため詳細なパラメータは指定せずに作成できるため、検証のためにまず作ってみたい、ような用途には合うように思います。
クイック作成だとVCNなど必要なネットワークリソースも一度に作成できるため、OKEを作成した際に関連するリソースの全体像を確認する場合にも使える印象でした。

まずクイック作成で作ってみて、詳細なパラメータを確認、実際の要件に合わせたパラメータやアーキテクチャを確認していくのが使いかたとして良さそうです。
簡単にOKEが作成できるので、設計や検証用途に是非使ってみていただけたらと思います!
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