
昨年の HashiConf 2023 で発表されていた Terraform Stacks がついにパブリックベータとして公開されました!

Terraform Stacks を利用することで複数の関連するインフラモジュールを管理し、単一の Terraform 構成の中でインフラの構築を複数回繰り返して効率化できる、ようです。
正直なところ文章だけでは具体的なイメージが難しいですね…。
パブリックベータとして公開されていますので、実際に触ってみて後日具体的な機能を紹介しようと思います。
(追記)Terraform Stacks についての記事を追加しましたので、ぜひこちらもご確認ください。

Terraform Stacks では「Deferred Changes」と「Orchestration rules」という機能が導入されています。
Terraform Stacks ではコンポーネントごとに Plan を実行します。 中には他のコンポーネントの結果が分からないと進められないコンポーネントも出てきます。 Deferred Changes は Terraform Stacks で作成するコンポーネントごとの依存関係を見て、そのようなコンポーネントの Plan を中断させ、十分な情報が揃ったら中断したコンポーネントを再開する機能です。
Orchestration rules は Terraform Stacks を使った単一または複数環境の構築中に必要となる手動の手順を自動化できます。 HCP Terraform では auto-apply という設定があり、Plan 後に自動的に Apply を実行できます。 Orchestration rules はこの自動 Apply を適用する条件を指定できるようです。
ついに Terraform Stacks がパブリックベータとして登場しました。 まだまだ全容が明らかになっていませんが、詳しい内容は判明したら公開していこうと思います。