はじめに
こんにちは、ACS事業部の吉川です。
タイトルのとおり GitHub Administration という試験に合格しました。
そもそもGitHubの認定試験についてご存じない方も多いと思うので、その解説を中心に行います。
GitHubの試験
GitHubは公式の試験として以下の3つの試験を提供しています。
- GitHub Administration
- GitHub Actions
- GitHub Advanced Security
以下のURLから試験の情報が参照できるのですが…
https://examregistration.github.com/
そもそもアクセスできない方が多いと思います。
というのも、GitHubの試験は一般公開されておらず、以下の条件に合致する人しか受験できないのです。
- GitHubの従業員
- Microsoftの従業員
- GitHubのパートナー
- Microsoftのパートナー
弊社はMicrosoftのソリューションパートナーなので受験することができたわけですね。
Microsoftパートナー向けの登録
Microsoftパートナーであっても、そのままでは受験申込ができません。
あらかじめ以下からパートナー情報を登録しておく必要があります。
https://examregistration.github.com/microsoft/partners
登録には以下の情報が必要です。
- 会社名
- MPN(Microsoft Partner Network) ID
- 会社ドメインのメールアドレス
登録後は以下のようにPending画面が表示されます。
記載されているように1営業日ほど待つと登録完了のメールが届き、そこから試験予約が可能となります。
試験の予約
試験はPSI社にて実施されており、自宅からのオンライン受験・試験センターでのオフライン受験の両方に対応しています。
Microsoft試験を実施してるPearson社と比べるとオフライン会場は少な目な印象です。私が居住している愛知県では1か所のみでした。
PSI社はオンラインのAWS認定試験の提供も行っていますが、受験された方のブログなどを拝見していると
「日本語表記の免許証などはIDとして利用できず、英語表記の公的身分証(パスポートなど)がないと受験できない」
との情報をよく見かけます。 パスポートをお持ちでない方はあらかじめ作っておくと安心かもしれません。(私もこの試験のためにパスポート作りました)
受験料は3試験とも$200です。昨今の円安の状況ではお財布に厳しいですね…。
試験対策
今回受験したGitHub Administration試験は GitHub Enterpriseの管理者 向け試験です。 試験対策としてAzureの試験と同様にMicrosoftのラーニングパスが準備されています。
上記を読破することでざっくりGitHub Enterpriseの機能が把握できると思いますが、それにプラスして関連する機能の公式ドキュメントも見ておくとよいでしょう。
既にGitHub Enterpriseの管理に従事されている方は、実際の設定画面を見ておくとより万全ですね。
受験
しっかり準備したらいざ受験です。
私は試験センターでのオフライン受験を選択しました。予約時のメールに「開始時間の15分前には到着するように」(意訳)と書かれているので、会場まで余裕をもって移動するようにしましょう。
試験センターの受付で身分証を提示し本人確認などの手続きを行い、問題なければ受験開始です。このあたりはAzureやAWSの試験とほぼ同じです。
結果
試験が終了すると即座に結果が表示されます。印刷されたスコアレポートは貰えませんが、スコアはメールで通知されます。
今回の私の結果は以下のとおりでした。
恐らく合格ラインは60%なので、超ギリギリの合格です。危なかった…。
また、Azure試験と同様Credlyのデジタルバッジも発行されます。
まだ日本で持ってる人は少ないはずです。お近くの同僚・上司・同業の方などにアピールしていきましょう。
おわりに
GitHub Enterpriseは組織で利用する上で便利な機能が盛り込まれたサービスです。どんな機能があるかの勉強がてら、試験にチャレンジしてみるというのもよいのではないでしょうか。
私達ACS事業部はAzure・AKSなどのクラウドネイティブ技術を活用した内製化のご支援をしております。
また、一緒に働いていただける仲間も募集中です!
今年もまだまだ組織規模拡大中なので、ご興味持っていただけましたらぜひお声がけください。