はじめに
こんにちは! Power Platform横串チームの高須です。
今回は横串チームブログ第二弾として、簡単なPower Automateフローの作成方法を掲載します。 こちらの記事でPower Platformに興味を持っていただけたら幸いです!
■成果物
手動でフローを実行すると、30秒待機した後指定のメールアドレスにメールを送信する
■概要図
Power Automateとメールソフトを連携して、Power Automate内でメールの内容を設定。
ボタン一つで宛先にメールを発送します。
■業務への生かし方
・Power Automateでメールを送る場合の基本的な使い方を学べる。
・このフローを応用して、起動トリガーを手動からスケジュール起動に変えることで毎週決まった日時にメールを送付するフローも作成可能。
作り方
概要
① Power Automateを開始する
② インスタントクラウドフローの作成
1.左のメニューから作成を選択
2.「インスタントクラウドフロー」を選択
※インスタントクラウドフローは手動で実行するタイプのフローです。
ファイルが追加されたなどのイベントを実行トリガーとする場合は「自動化したクラウドフロー」
毎週決まった時間にフローを実行したい場合は「スケジュール済みクラウドフロー」を選択します
③ フロー名作成とトリガーの選択
1.フロー名(任意)を入力する
2.トリガーとして「手動でフローをトリガーします」を選択する
※トリガーとは、フローを開始するための最初のイベントのことです
④ 新規アクションの追加
1.フロー作成画面が表示されるため、「+新しいステップ」を選択して新規アクションを作成する
⑤ 新規アクション「遅延」の追加
1.検索窓で「遅延」と入力してアクションを検索する
2.アクション「遅延」を選択
※「遅延」は指定した時間までフローを待機するアクション
特に今回は「遅延」をフローに組み込む必要性はないが、アクションが完全に読み込まれる前にフローを実行してしまい失敗するパターンがあるため、「遅延」をフローに組み込むケースが多い。
⑥「遅延」の設定
1.30秒間フローを待機するアクションを作成する
⑦ 新規アクション「メールの送信(V2)」の追加
1.検索窓で「mail」と入力してアクションを検索する
2.アクション「メールの送信(V2)」を選択
※メールの送信(V2)はOutlookのみ対応しているアクションです。Gmailを利用する場合は下記
「⑦~⑧補足:Gmailを使用する場合」を参照
⑧「メールの送信(V2)」の設定
1.宛先にメールを送りたいアドレスを設定する
2.件名を入力する
3.本文を入力する
以下の別枠はGmailを使用する場合のフロー解説です
※⑦~⑧補足:Gmailを使用する場合
1.検索窓で「mail」と入力してアクションを検索する
2.アクション「メール通知を送信する(V3)」を選択
3.宛先にメールを送りたいアドレスを設定する
4.件名を入力する
5.本文を入力する
⑨ フローの保存
1.画面右上の保存ボタンを押してフローを保存する
※ここでフローに不備がある場合フローを保存できない。フローチェッカーボタンを押すとエラー内容が表示される。エラーが解消できないと保存ができないため、複雑なフローを作成する場合はこまめに保存しておいた方が良い。
⑩ テストの実行
1.画面右上のテストボタンを押してフローのテストを開始する
2.表示されるポップアップに従ってテストを実行する(右下の青いボタンを押していけばよい)
3.送信したメールが届いていれば完成
まとめ
今回は、Power Platformの基礎を紹介しました。
Power Automateは、ノーコードで業務の自動化ができ、初回に紹介したPower Appsと組み合わせて自動処理をしてくれるアプリを作成する事もできます。
ぜひこれを機会に色々とPower Platformを触って、ローコード開発を体験してもらえると嬉しいです。
最後に
これからもPower Platform横串チームは、Power Platformでの紹介していこうと考えています。基礎だけではなくより発展した内容も挙げていきますのでご期待ください。