はじめに
こんにちは、ACS事業部の吉川です。
10/29に開催されたCloud Native Community Japan(CNCJ)のイベント「Let's become Kubestronaut」でLTをしてきましたので、その参加レポートです。
Kubestronautとは
Kubestronaut Programは、CNCFのKubernetes認定試験を全て取得した人に対する表彰プログラムです。
2024/10現在、世界で768名、日本では23名の方が受賞しています。
Let's become Kubestronaut
そんなKubestronaut Programの認知拡大を狙って開催されたのが「Let's become Kubestronaut」です。
Kubestronautを受賞した方によるパネルディスカッションやLTを通じて、Kubestronaut Programのことを知ってもらおうというイベントです。
私も日本のKubestronautの一人として、LTの機会をいただくことができました。
LT内容
「なれる!Kubestronaut」と題して私のKubestronautになった経験をお話ししてきました。
これからKubestronautを目指そうという方にとって、何らかの参考になれば幸いです。
Open Source Summit Japanで参考になったセッションなど
「Let's become Kubestronaut」というイベントはOpen Source Summit Japanの併設イベントとして開催されました。
というわけで、Open Source Summit Japanにも参加してきましたので、気になった情報についてまとめておきます。
Architecting Kubernetes-Based Internal Developer Platforms: Essential Patterns and Practices
Kubernetesを使ってInternal Developer Platformを構築するというテーマのセッションです。
開発者の要望に応じてKubernetesクラスターを払い出すというタスクにおいて、インターフェースはどうする・プロビジョニング手法はどうする・クラスター以外の要素は…といった要件を考察していくという内容です。
Open Source LLMs in the Cloud: Scalable Solutions
時代はLLM…ということもあり、LLMワークロードを効率的にデプロイするためにWasmを活用しよう、というセッションです。
Wasmの話題をいろんなところで耳にするようになってきたので、きちんとキャッチアップしていかないといけないな、と気持ちを新たにしました。
Analysis of and Lessons from the Xz-Utils Vulnerability – What Might Come Next?
今年話題となった XZ Utilsへのサプライチェーン攻撃 について、どのようにバックドアが仕掛けられたのかを解説したセッションです。
長期に渡り狙いを定めて行われたと考えられる執拗な攻撃手法を聞いて、恐ろしいという感想を抱きました。
おわりに
Let's become KubestronautもOpen Source Summit Japanも、興味深い内容が多く学びの多い時間となりました。
Linux Foundationさま、スポンサー各社様、イベントスタッフの皆さま、Kubestronautの皆さま、当日お話ししてくれた皆さまに厚く感謝を申し上げます。
機会があればまた行きたい!