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【Datadog】AWS 全冠エンジニアが Datadog 認定 3 試験に合格しました 〜勉強法と対策まとめ〜

はいさい!クラウド事業部の上地やいびーん。

先日、Datadog の認定試験である以下 3 つに合格しました。

  • Datadog Fundamentals
  • Log Management Fundamentals
  • APM & Distributed Tracing Fundamentals

これまで、以下の記事で Datadog Fundamentals と Log Management Fundamentals の合格体験記を書いてきました。

今回は、APM & Distributed Tracing Fundamentals の受験を含めて、Datadog 認定 3 試験を通じて学んだこと、勉強法、受験時に意識したポイントをまとめます。

Datadog の認定試験をこれから受ける方、特に AWS や CloudWatch を普段使っているエンジニアの方の参考になれば幸いです。

取得したDatadog認定資格

今回取得したのは、以下の3試験です。

試験名 主な対象領域 試験言語 個人的な難易度
Datadog Fundamentals Agent、タグ、メトリクス、モニター、ダッシュボードなど 日本語対応 ★★☆
Log Management Fundamentals ログ収集、Pipeline、Grok、検索、分析、ログ活用 英語のみ ★★★
APM & Distributed Tracing Fundamentals APM、分散トレーシング、Instrumentation、Trace、Span、Profiler 英語のみ ★★★

Datadog 公式の Certification Overview によると、Datadog Fundamentals は Datadog を効果的に使うための基礎知識を問う試験です。

Log Management Fundamentals は Datadog におけるログ管理の基礎、APM & Distributed Tracing Fundamentals は APM 製品と分散トレーシングの基礎を問う試験です。

また、Datadog の Learning Center Certification ページ では、各試験向けの Learning Path、Exam Guide、Practice Exam が提供されています。

受験した順番

私は以下の順番で受験をしました。

受験順番

まず Datadog Fundamentals で、Agent、タグ、メトリクス、モニター、ダッシュボードといった Datadog 全体の基本を押さえます。

次に Log Management Fundamentals で、ログの収集、パース、検索、分析、活用方法を学びます。

最後に APM & Distributed Tracing Fundamentals で、アプリケーションの内部挙動を トレースや スパンとして可視化し、ログやメトリクスと関連付けて調査する考え方を学びました。

AWS の世界でいうと、CloudWatch Metrics、CloudWatch Logs、CloudWatch Application Signals などが該当する機能です。

3 試験を通じて理解した Datadog の全体像

Datadog を学習する上で重要だと感じたのは、単に機能名を覚えることではありません。

ログ、メトリクス、トレースをどのように関連付けて、障害調査や性能分析につなげるかを理解することが重要です。

ログ、メトリクス、トレースの関連

Datadog Fundamentals では、Datadog の共通言語としてのタグ設計や、メトリクス・モニター・ダッシュボードの基本を学びます。

Log Management Fundamentals では、ログをただ保存するだけではなく、パイプラインや プロセッサを使って構造化し、検索・分析・メトリクス化につなげる考え方を学びます。

APM & Distributed Tracing Fundamentals では、アプリケーションの処理を トレース、スパン、サービス、リソースなどの単位で理解し、ボトルネックやエラー箇所を特定する考え方を学びます。

この 3 つを通じて、Datadog は「監視ツール」というよりも、システムの状態を多面的に理解するためのオブザーバビリティプラットフォームだと強く感じました。

試験概要

記事執筆時点(2026年6月現在)で確認した公式情報では、Datadog 認定試験は以下の形式です。

項目 内容
問題数 90問 ※採点対象は 75 問。15 問は対象外
形式 選択式
受験料 US$100
受験方法 Webassessor 経由で申し込み
学習教材 Datadog Learning Center、Exam Guide、Practice Exam

申し込みは Datadog Certification - Learning Center から確認できます。 実際の申し込みは Webassessor 経由で行います。

なお、試験仕様や提供言語、受験料は変更される可能性があるため、受験前には必ず公式ページを確認してください。

勉強方法

私は 3 試験すべて下記の順番で学習しました。

勉強方法

基本的には、公式の Learning Path を中心に学習しました。

Datadog の Learning Center では、各認定試験向けに Learning Path が用意されています。 特に良かったのは、単に動画や説明を読むだけではなく、ハンズオン形式で実際の Datadog 画面を触りながら学べる点です。

Practice Exam は、問題を暗記するためのものではなく、出題の粒度や英語表現に慣れるために使うのが良いと感じました。

Datadog Fundamentals で学んだこと

Datadog Fundamentals は、Datadog を使う上での土台になる試験です。 主な対象は、Agent、タグ、メトリクス、モニター、ダッシュボード、インテグレーションなどです。

私の場合、AWS の監視経験はありましたが、Datadog を学ぶ中で特に印象に残ったのは「タグ」の考え方でした。 AWS でもタグはよく使いますが、主な用途はリソース管理やコスト配賦です。

一方 Datadog では、タグはメトリクス、ログ、トレースを横断して検索・集計・可視化するための非常に重要な軸になります。

たとえば、以下のようなタグ設計が重要になります。 Datadog Fundamentals では、単に各機能を個別に覚えるのではなく、タグを軸にして Datadog 全体を理解することが重要だと感じました。

詳細は以前の記事にもまとめています。

〖Datadog〗AWS 全冠の私が、転職を機に「Datadog Fundamentals」を受験し合格した話

Log Management Fundamentals で学んだこと

Log Management Fundamentals は、ログ管理に特化した試験です。

主な対象は、ログ収集、ログパース、パイプライン、プロセッサ、Grok、検索、分析、ログからのメトリクス生成などです。

私が特に重要だと感じたのは、以下の3つです。

  • Ingest と Index の違い
  • パイプライン/ プロセッサ/ Grok の役割
  • Standard Attributes の考え方

AWS CloudWatch Logs では、ログを出力して保存し、必要に応じて検索するという使い方が多いと思います。

一方 Datadog では、ログを取り込んだ後に パイプラインで加工し、必要なログを Index 化し、分析やメトリクス生成につなげるという設計思想を理解する必要があります。

Log Management Fundamentals は英語のみの試験でしたが、Datadog の用語を英語のまま理解しておくことで、問題文の意図はかなり読み取りやすくなります。

詳細は以下の記事にまとめています。

〖Datadog〗英語が苦手でも大丈夫!AWS 全冠の私が Log Management Fundamentals に合格した話

APM & Distributed Tracing Fundamentals で学んだこと

3 試験の中で、個人的にもっとも概念理解が必要だと感じたのが APM & Distributed Tracing Fundamentals でした。

Datadog Fundamentals や Log Management Fundamentals は、Datadog の画面操作や設定項目を理解していれば解ける問題も多い印象でした。

一方で APM は、以下の概念を整理しておかないと、問題文の意図を取り違えやすいと感じました。

  • サービス
  • リソース
  • トレース
  • スパン
  • Instrumentation
  • Sampling
  • Retention
  • エラー トラッキング
  • Continuous Profiler

特に重要なのは、トレースとスパンの関係です。

1つのリクエスト全体をトレースとして捉え、その中に複数のスパンが存在します。 各スパンには処理時間、エラー、タグ、メタデータなどが紐づきます。 これにより、アプリケーションのどの処理で遅延やエラーが発生しているのかを可視化できます。

AWS でいうと CloudWatch Application Signals に近い領域ですが、Datadog APM ではメトリクス、ログ、トレース、プロファイルを同じプラットフォーム上で関連付けられる点が強力だと感じました。

同じプラットフォームで関連付け

APM & Distributed Tracing Fundamentals を学ぶことで、単に「アプリケーションが遅い」という状態から、「どのサービスの、どの処理の、どの依存関係がボトルネックなのか」を追えるようになるイメージが持てました。

英語試験対策

Datadog Fundamentals は日本語で受験できますが、Log Management Fundamentals と APM & Distributed Tracing Fundamentals は英語のみです。

私自身、英語は得意ではありません。

それでも合格できた理由は、Datadog の専門用語を英語のまま理解するようにしたからだと思います。 たとえば、以下のような用語は日本語に訳しすぎず、英語のまま意味を把握しておくのがおすすめです。

用語 押さえたい意味
Ingest Datadog にログやデータを取り込むこと
Index 検索・分析可能な形で保持すること
パイプライン ログを処理・加工する流れ
プロセッサ ログを加工する処理単位
Grok 非構造化ログをパースするための仕組み
トレース 1つのリクエスト全体の処理の流れ
スパン Trace を構成する個々の処理単位
Instrumentation アプリケーションに計測を組み込むこと

英語の長文読解というより、Datadog の概念理解と用語理解が重要です。

Practice Exam で英語の問題文に慣れておくと、本番でも落ち着いて解きやすくなります。 (※ここがとても大事!!)

参考にした外部サイト

今回の学習では、主に以下を参考にしました。

加えて、自分自身の過去記事も見直しました。

これから受験する方へのアドバイス

あらためてとなりますが、これから Datadog 認定試験を受ける方には、以下の順番がおすすめです。

おすすめ受験順番

特に以下を意識すると合格率が高くなると思います。

  • Exam Guide で出題範囲を先に確認する
  • Learning Path は一通り受講する
  • ハンズオンで実際に Datadog の画面を触る
  • Practice Exam で問題文の雰囲気を確認する
  • 英語試験は Datadog 用語を英語のまま理解する
  • AWS の監視サービスとの違いを意識する
  • メトリクス、ログ、トレースを個別ではなく関連付けて理解する

個人的には、いきなり APM & Distributed Tracing Fundamentals から受けるよりも、Datadog Fundamentals → Log Management Fundamentals → APM & Distributed Tracing Fundamentals の順番が理解しやすいと感じました。

さいごに

Datadog 認定3試験を通じて、Datadog の基本操作だけでなく、オブザーバビリティの考え方を体系的に学ぶことができました。

特に、メトリクス、ログ、トレースを個別に見るのではなく、タグやサービスを軸に横断的に関連付けて調査する考え方は、実務でも非常に役立つと感じています。

AWS エンジニアとして CloudWatch、X-Ray、ログ基盤などを触ってきた経験がある方にとっても、Datadog を学ぶことで「監視」から一歩進んだ「オブザーバビリティ」の設計思想を理解しやすくなると思います。

これから Datadog 認定試験を受ける方の参考になれば幸いです。

お知らせ

当社では、Datadog の導入支援から運用サポートまでをトータルでご支援するサービスを提供しています。

初期設計・エージェント展開・モニタリング設定・ダッシュボード構築まで、お客様のニーズに合わせた支援が可能です。

「自社だけでの導入が不安」「もっと効率的に監視環境を整えたい」という方は、ぜひお気軽にご相談ください。

www.ap-com.co.jp

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投稿者: アイコン 上地申吾
Datadog の導入・運用のご支援を担当しています。