
当社では、Datadogの導入支援から運用サポートまでをトータルでご支援するサービスを提供しています。
初期設計・エージェント展開・モニタリング設定・ダッシュボード構築まで、お客様のニーズに合わせた支援が可能です。
「自社だけでの導入が不安」「もっと効率的に監視環境を整えたい」という方は、ぜひお気軽にご相談ください。
はじめに
こんにちは、クラウド事業部の加藤です。
この度、Datadogの認定資格3つすべてに合格し、全冠を達成することができました!

(全冠と言っても3つですが^^;)
- Datadog Fundamentals
- Log Management Fundamentals
- APM & Distributed Tracing Fundamentals
普段から業務でDatadogを使っている身として、 体系的に知識を整理し、認定を通じてスキルを証明したいと思い、 全資格取得にチャレンジしました。
この記事では、これからDatadog認定試験に挑戦しようと考えている方に向けて、 私の学習方法や各試験の特徴、そして実践的なアドバイスをシェアしたいと思います!
Datadog認定資格とは
Datadogは現在、以下の3つの認定資格を提供しています(2026年1月時点)。
提供されている認定資格
1. Datadog Fundamentals - Datadogプラットフォームの基礎知識を評価 - エントリーレベル向け - 対応言語:英語、日本語、韓国語、ブラジルポルトガル語、フランス語、スペイン語
2. Log Management Fundamentals - ログ収集、パース、検索、分析の知識を評価 - 6ヶ月以上のDatadog使用経験推奨 - 対応言語:英語のみ
3. APM & Distributed Tracing Fundamentals - APM製品の基礎知識を評価 - アプリケーションのインストルメンテーション、トラブルシューティングをカバー - 対応言語:英語のみ
試験の基本情報
- 問題数: 90問(多肢選択式)
- 試験時間: 2時間
- 受験料: 100ドル
- 合格ライン: 非公開(正答率に基づいて判定)
- 再受験: 180日間で最大3回まで
受験プラットフォーム
2025年1月より、Kryterion社のWebassessorプラットフォームを使用しています。
オンライン監督試験、または世界1,000以上のテストセンターで受験可能です。
なぜ全冠を目指したのか
普段から業務でDatadogを扱っていますが、実務で触れる機能は限られていて、
プラットフォーム全体を体系的に理解できているわけではありませんでした。
認定資格の学習を通じて、Datadogの幅広い機能を網羅的に学び、 知識を体系的に整理したいと考えたのが、全冠を目指した一番の理由です。
また、お客様支援の質を向上させたいという想いもありました。
技術スペシャリストとして、お客様に的確なアドバイスをするためには、 Datadogプラットフォームへの深い理解が不可欠です。
認定資格という形でスキルを証明することで、 お客様からの信頼も高まり、より良い支援ができると考えました。
取得順序と学習の流れ
私は以下の順序で資格を取得しました。
- Datadog Fundamentals - 2024年12月18日
- Log Management Fundamentals - 2025年12月30日
- APM & Distributed Tracing Fundamentals - 2026年1月4日
総学習時間: 約100時間
まずは基礎を固めるため、Fundamentalsから取得を開始しました。
エントリーレベルの試験として推奨されているだけあって、
Datadogの全体像を把握するのに最適な試験でした。
続いて、業務で頻繁に扱うログ管理の分野でスキルを証明するため、 Log Management Fundamentalsに挑戦しました。
最後に、アプリケーションパフォーマンス監視の専門知識を体系的に習得するため、 APM & Distributed Tracing Fundamentalsで全冠を達成しました。
各資格の攻略ポイント
Datadog Fundamentals
試験の特徴
Datadog Fundamentals は入門レベルの試験として位置づけられており、 Datadogプラットフォームを活用する上で必要となる基本的な知識が評価されます。
Datadog製品の知識だけでなく、インフラストラクチャやオペレーティングシステムに関する 基礎的な理解も求められる点が特徴的です。
出題範囲
試験では、Datadogプラットフォームの基本概念、Datadog Agentの設定とコマンド、メトリクスとモニタリングの基礎、ダッシュボードの作成と活用、インテグレーションの理解など、Datadogを使い始める際に必要となる幅広い知識が問われます。また、Linuxの基礎知識や一般的なスクリプト言語、コンピュータの基礎知識といった、インフラストラクチャ周りの基本的な理解も求められます。
難易度
Datadog Learning CenterのCertification Preparationを受講するのみで合格でき、 難易度はそれほど高くない印象でした。
エントリーレベルとはいえ、Datadogの基本的な概念をしっかり理解していることが求められますが、 体系的に学習すれば十分に合格できる内容です。
学習方法
Learning CenterのCertification Learning Pathを活用しました。
https://learn.datadoghq.com/bundles/datadog-fundamentals-certification-learning-path
このラーニングパスには、試験に必要な知識が網羅的にまとめられており、 ハンズオンラボも充実しているため、実際に操作しながら学習できる点が非常に効果的でした。
各コースを順番に進めていき、理解があやふやな部分は公式ドキュメントで補足する、 というスタイルで学習を進めました。
おすすめ学習リソース
- Datadog Fundamentals Certification Learning Path(必須)
- 模擬試験(Learning Center内で提供)
- 本番の問題形式に慣れるために必ず受験することをおすすめします
- 公式ドキュメント
- 不明点の深掘りや理解の補強に活用
Log Management Fundamentals
試験の特徴
Log Management Fundamentals は、Datadogのログ管理機能に関する専門的な知識を評価する試験です。
ログの収集から分析、活用まで、ログ管理のライフサイクル全体にわたる 実践的な知識が求められます。
出題範囲
試験では、ロギングシステムの目的と正当性、ログソースとフォーマットといったログの基礎知識から始まり、ログ収集の有効化やフィルタリング、難読化といった収集フェーズ、さらにログパース処理、プロセッサとパイプライン、標準属性などの処理フェーズまでカバーされます。また、LiveモードとExplorerモードの違い、検索構文、フィルタリングと除外、集計処理、可視化といったログの検索・分析に関する知識も問われます。加えて、モニターとアラート、メトリクス生成、エクスポートなどのログ活用方法、そしてAgentやインジェスション関連のトラブルシューティングについても出題されます。
Fundamentalsとの違い
Fundamentalsが幅広い知識を問うのに対し、 Log Managementはログ管理という特定の領域に焦点を絞った試験です。
より深い専門知識と、実際にログ管理機能を使いこなせる実践力が評価されます。
難易度
ログ管理という特定の領域に焦点が絞られているため、 学習範囲が明確で取り組みやすい印象でした。
ただし、Learning Centerのコースだけでは実践的な理解が不十分と感じたため、 英語版の公式ドキュメントを読み込んだり、 実際に手を動かして機能を試したりして理解を深めました。
学習方法
Learning CenterのLog Management Fundamentals Certification Learning Pathを中心に学習しました。
https://learn.datadoghq.com/bundles/log-management-fundamentals-certification-learning-path
このラーニングパスに加えて、以下のような学習を行いました:
- 公式ドキュメント(英語版)の精読
- ログパイプラインやプロセッサの詳細な仕様を確認
- ベストプラクティスを理解
- 実際の操作による検証
- デモ環境でログパース処理を実際に設定
- 各種プロセッサの動作を確認
- ログベースのメトリクス生成を試行
実務経験が役立った場面
業務でログ管理機能を日常的に使用していた経験が大いに役立ちました。
特に、お客様のログ収集設定やパイプライン構築を支援した経験は、 試験問題の理解に直結していました。
実務で遭遇したトラブルシューティングの経験も、 試験の問題を解く際の実践的な視点につながりました。
おすすめ学習リソース
- Log Management Fundamentals Certification Learning Path(必須)
- 公式ドキュメント(英語版)
- Log Management関連のドキュメントを網羅的に読むことをおすすめします
- 特にプロセッサとパイプラインのセクションは重要
- 模擬試験
- Learning Center内で提供される模擬試験を活用
- 実際の操作
- デモ環境やトライアルアカウントで実際に機能を試してみる
APM & Distributed Tracing Fundamentals
試験の特徴
APM & Distributed Tracing Fundamentals は、Datadogのアプリケーションパフォーマンス監視(APM)機能に関する専門的な知識を評価する試験です。
アプリケーションのインストルメンテーションから、パフォーマンス分析、 トラブルシューティングまで、APMの実践的な活用スキルが問われます。
出題範囲
試験では、APMの目的と意義、DatadogのAPMアプローチ、トレーシングアーキテクチャといったAPMの基礎概念から始まり、言語レベルでの違いと自動インストルメンテーション、OOTBトレーサーとコミュニティトレーサーの違い、タグ付け戦略、APMデータの保持期間などが問われます。アプリケーションのインストルメンテーションでは、Datadogトレーシングライブラリ、インストルメンテーションの種類、Datadog Agentアーキテクチャ、サンプリングと保持の違い、APMデータセキュリティ、トレースとログの関連付け、RUMとトレースの接続、プロファイル収集、デプロイメント追跡などが範囲に含まれます。また、サービスの理解、検索構文、Live TraceとRetained Searchの違い、プロファイラーのフレームグラフ、遅延エンドポイントの特定、エラートラッキングといったインサイトの発見と可視化、さらにサービスパフォーマンスダッシュボード、メトリクス生成、Apdexスコアの計算、そしてインシデント時のトレース検索の活用やモニター・アラートを使ったトラブルシューティングについても出題されます。
難易度
以前のバックエンド開発経験があったため、 アプリケーションの動作やパフォーマンス監視の概念について理解しやすく、 全体的に取り組みやすい印象でした。
ただし、Datadogの特有の機能や用語については、 公式ドキュメントでしっかり理解を深める必要がありました。
学習方法
Learning CenterのAPM & Distributed Tracing Fundamentals Certification Learning Pathを中心に学習しました。
https://learn.datadoghq.com/bundles/apm-distributed-tracing-fundamentals-certification-learning-path
このラーニングパスに加えて、以下のような学習を行いました:
- 公式ドキュメント(英語版)の精読
- インストルメンテーション方法の詳細を確認
- サンプリングとリテンションの仕組みを理解
- トレーシングライブラリの機能を把握
- 実際の操作による検証
- デモアプリケーションへのAPM導入を実践
- トレースの確認と分析
- サービスマップやフレームグラフの活用方法を習得
実務経験との関連
バックエンド開発の経験が、APMの概念理解に大いに役立ちました。
アプリケーションのパフォーマンスボトルネックを特定する考え方や、 分散トレーシングの重要性については、 実際の開発経験があることで深く理解できました。
また、お客様のアプリケーション監視を支援する業務経験も、 試験で問われる実践的なシナリオの理解につながりました。
おすすめ学習リソース
- APM & Distributed Tracing Fundamentals Certification Learning Path(必須)
- 公式ドキュメント(英語版)
- APM関連のドキュメントを網羅的に読むことをおすすめします
- 特にインストルメンテーションとトレーシングライブラリのセクションは重要
- 模擬試験
- Learning Center内で提供される模擬試験を活用
- 実際の操作
- デモアプリケーションやサンプルコードでAPMを実際に導入してみる
- トレースの可視化や分析を体験する
学習で活用したリソース
全ての試験に共通して、以下のリソースを活用しました。
Datadog Learning Center
Learning Centerは完全無料で利用でき、これだけで合格に必要な知識を網羅できます。
各認定試験に対応するラーニングパスを完走しました。
公式Learning Center: https://learn.datadoghq.com/
Learning Centerの最大の魅力は、ハンズオンラボで実際にDatadogを操作しながら学習できる点です。 読むだけの学習と比べて、理解が圧倒的に深まりました。
しかも、ラボ環境も無料で提供されているため、 自分でDatadogアカウントを用意しなくても、 実際の環境で手を動かしながら学習できます。
また、各コースは10〜30分程度で完了できる構成になっているため、 業務の合間に少しずつ進めることができたのも良かったです。
正直、Learning Centerをしっかり活用すれば、他の有料教材は不要だと感じました。
模擬試験
各試験には25問の模擬試験が用意されています。 こちらも完全無料で何度でも受験できます。
本番の試験形式に慣れることができるだけでなく、 自分の理解が不十分な分野を把握するのにも役立ちました。
間違えた問題については、該当する公式ドキュメントやコースを見直し、 理解を深めるようにしました。
公式ドキュメント
Learning Centerで学んだ内容をより深く理解するために、 公式ドキュメントを活用しました。
特に、各機能の詳細な仕様やベストプラクティスについては、 ドキュメントで確認することで理解が深まりました。
ドキュメントももちろん無料で閲覧できます。
実務での検証
Learning Centerのラボ環境に加えて、 業務で使用しているDatadog環境でも、 学んだ内容を実際に試してみました。
お客様支援の中で遭遇する様々なユースケースを通じて、 理論と実践を結びつけることができました。
受験の実践的なアドバイス
申込みから受験までの流れ
- Webassessor (https://www.webassessor.com/datadog) でアカウント作成
- 受験する試験を選択し、受験料を支払い
- オンライン試験またはテストセンターを選択
- 試験日時を予約
- 受験
オンライン試験での注意点
オンライン試験を選択する場合、以下の点に注意が必要です:
- 静かな環境を確保する
- デスク周りを片付ける
- 安定したインターネット接続を確認
- カメラとマイクの動作確認
試験開始前に環境チェックがあるので、 余裕を持って接続することをおすすめします。
時間配分のコツ
- 2時間で90問なので、1問あたり約1.3分
- わからない問題は一旦スキップして後で戻る
- 見直し時間を確保するため、1周目は80〜90分を目安に
- 自信のない問題にはマークをつけておく
キャンセル・リスケジュールポリシー
- オンライン監督試験: 開始24時間前まで
- テストセンター試験: 開始72時間前まで
期限を過ぎるとバウチャーが無効になるので注意が必要です。
これから挑戦する方へ
おすすめの学習順序
まずはFundamentalsで基礎を固めることをおすすめします。
その後は、業務で使う頻度の高い分野や、興味のある分野から攻めるのが良いでしょう。
私の場合は、業務でよく扱うLog Managementを2番目に、 最後にAPMという順序で取得しました。
効率的な勉強法
最も重要なのは、Learning Centerを最大限活用することです。
Learning Centerは完全無料でありながら、 合格に必要な知識が全て網羅されています。
おすすめの学習の流れ:
Learning Centerのラーニングパスを順番に受講
- ハンズオンラボは必ず実施する
- 理解が曖昧な部分はメモを取る
公式ドキュメントで補足学習
- Learning Centerで触れられた内容を深掘り
- 特に重要な機能は詳しく読み込む
模擬試験で理解度チェック
- 本番形式に慣れる
- 弱点を把握する
間違えた分野を復習
- Learning Centerの該当コースを再受講
- ドキュメントで理解を深める
実際に手を動かして確認
- Learning Centerのラボ環境を活用
- 可能であれば業務環境でも試してみる
この流れを繰り返せば、追加の教材費用をかけずに合格できます。
モチベーション維持のコツ
受験日を先に決めてしまうのがおすすめです。 期限があることで、計画的に学習を進められます。
また、Learning Centerのコースは短時間で完了できるため、 「今日は1コース進めよう」という小さな目標を立てやすいです。
達成感を積み重ねながら、モチベーションを維持できました。
完璧を目指さず、まず挑戦
「完璧に準備できてから受験」ではなく、 ある程度学習したら思い切って受験してみるのも良いと思います。
実際に受験することで、どんな問題が出るのか、 自分の弱点はどこなのかが明確になります。
万が一不合格でも、180日間で3回まで受験できるので、 フィードバックを活かして再挑戦できます。
Learning Centerという充実した無料リソースがあるのですから、 ぜひ積極的に活用して、挑戦してみてください!
おわりに
Datadog認定資格の全冠達成を通じて、 体系的な知識の習得と、実務への応用力の向上を実感できました。
特に印象的だったのは、Learning Centerという無料リソースだけで、 ここまで充実した学習ができるという点です。
ハンズオンラボ、模擬試験、豊富なコンテンツ、 そして全てが無料で提供されているのは本当に素晴らしいと思います。
有料の教材を購入しなくても、Learning Centerをしっかり活用すれば、 十分に合格を目指せます。
もしこの記事を読んで、 「自分も挑戦してみようかな」と思った方がいたら、 ぜひチャレンジしてみてください。
まずはLearning Centerに登録して、無料のコースを試してみることから始めてみましょう!
Datadog認定資格は、オブザーバビリティのスキルを証明する 素晴らしい機会だと思います。
Learning Centerという素晴らしい無料リソースを活用して、 皆さんもぜひ挑戦してみてください!
お知らせ
当社では、Datadogの導入支援から運用サポートまでをトータルでご支援するサービスを提供しています。
初期設計・エージェント展開・モニタリング設定・ダッシュボード構築まで、お客様のニーズに合わせた支援が可能です。
「自社だけでの導入が不安」「もっと効率的に監視環境を整えたい」という方は、ぜひお気軽にご相談ください。
また、一緒に働いていただける仲間も募集中です!
今年もまだまだ組織規模拡大中なので、ご興味持っていただけましたらぜひお声がけください。