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【AWS】AWS Summit 2025に参加しました!

目次

はじめに

こんにちは、クラウド事業部の山下です。
昨年に引き続き、2025年6月25日にAWS Summitに参加してきました。
少し時間が空いてしまいましたが、会場の雰囲気や気になった展示・セッションについて振り返りつつ紹介したいと思います。

イベントの概要

イベント名:AWS Summit 2025
開催日:2025年6月25日-26日の2日間
会場:幕張メッセ ※ライブ配信も行っているため、会場に行かなくても各セッションは視聴可能です。

イベントのホームページはこちら。
aws.amazon.com

会場の雰囲気

昨年と同様9時には海浜幕張駅に到着できるように向かいました。
会場に入ってみて人の多さにびっくりしてしまいました。
入場した時点ですでに基調講演はサテライトで聞くしかなく、お弁当の整理券もなくなっていました。
AWS Summitには前職時代から何度か参加しているのですが、年々参加者の数が増えているな~と感じます。
クッションはかろうじて受け取ることができたので、その後セッションを聞く際にとても助かりました。

基調講演

基調講演を聞いていて気になったサービスについて紹介します。

◆ Amazon Nova
昨年12月に発表されたAmazon Novaですが、自分の中で馴染みがなかったので帰宅後調べました。
Amazon Novaとは、Amazonが開発した最先端のAI基盤モデルです。
テキストだけでなく画像、動画、音声といったマルチモーダルな情報処理・生成が可能となっています。
Novaには以下7つのモデルがあります。

  1. Nova Micro:テキストのみ。高速・低コストなモデル。
  2. Nova Lite:テキスト・画像・動画を処理可能なマルチモーダルなモデル。
  3. Nova Pro:Liteよりも高性能なモデル。
  4. Nova Premier:Proよりも複雑な推論等のタスク実行ができるモデル。
  5. Nova Canvas:高品質な画像生成に特化したモデル。
  6. Nova Reel:高品質な動画生成に特化したモデル。
  7. Nova Sonic:リアルタイムな音声会話を実現するモデル。

各モデルについて東京リージョンでも利用可能となっているようなので、時間のあるとき試してみたいなと思いました!

◆ Amazon Bedrock Guardrails
ちょうどAWS Summitのあった6/25に日本語対応も開始されました。
Bedrock GuardrailsとはBedrockベースの生成AIアプリに対し、有害なコンテンツ・個人情報・機密情報・ハルシネーションなどを自動検知・排除する機能です。
安全に生成AIアプリを開発・運用するためには、この機能を上手く活用する必要があると思いました。

セッション紹介

普段業務を行っていると「他社さんはどうしているんだろう?」と思うことが多々あるため、個人的には事例セッションを聞くことが好きだったりします。
いくつかセッションを聞いたなかで特に印象に残った事例セッションをひとつ簡単に紹介します。

“後発優位”で挑んだ「いい部屋ネット」再構築: 4 年間のAWS 移行で実現した成果とその舞台裏

  • 登壇企業
    大東建託パートナーズ株式会社

  • 内容
    自社のWebサービスを4年間かけてオンプレミスからAWSへ移行したという事例のお話でした。
    問合せ数が伸び悩んでいたこと、障害が頻発したり開発・運用が属人化したりしてしまっていたことが移行を検討するきっかけだったようです。
    たくさんある課題の中から「問合せ数」というひとつのKPIに絞りスモールスタートで進めていったとのことです。
    まずは3か月間問合せ数に直結する一部のWeb画面にのみ絞って改修し、問合せ数に改善が見られたため本格的にAWS移行を開始されました。
    AWS移行にあたり、Control towerとLanding Zoneを活用したマルチアカウント基盤とすることと段階的にアプリケーションを移行することを軸として進められたとのことでした。
    CDNは既存のものからCloudfrontへ、DBはOracleからRDS for PostgresSQLへ移行されました。
    結果として5年間で問合せ数は1760%増加し、コストは3/1削減することができたとのことです。

  • 感想
    聞いていて純粋にすごい!!と感じたセッションでした。
    もともと移行前はAWSアカウントも所持されていなかったとのことで、移行PJ中はきっとたくさんの困難があったかと思うのですが、アカウント構成等先行事例を上手く取り入れて進められたということが伝わってきました。
    セッションのタイトルにもあるように、クラウド利用後発組ならではのメリットを最大限に活かしたとても良い移行事例を聞くことができてよかったです。

展示紹介

最後に企業展示についても紹介します。

Anthropic社の展示

ClaudeのAIエージェントのデモを見ることができました。

任意のフルーツを複数入力するとおすすめのスムージーを提案するアプリを作って、というような指示を出した結果です。
ほんの数分(2分前後?)待ち時間がありましたが、すぐに指示に沿うシンプルなWEBアプリケーションが出来上がりました。
UIもAIが考えたもので、色合いも綺麗ですしお洒落な雰囲気だったのでとても驚きました。
立ち寄ったタイミングが夕方時間ギリギリだったので私は見れませんでしたが、日中はClaudeがポケモンをプレイするデモが見られたようです(見たかった…!)
日々技術が進歩しているのでキャッチアップが大変ですね、、、ClaudeのAIエージェントとても試してみたい気持ちになりました。

おわりに

今年は初日のみでしたが、現地参加することができて良かったです!
盛沢山の展示ももう少しじっくり見たかったのですが、セッションも聞きつつだったので気になるものすべてを周り切れなかったことが少し心残りです。
AWS Summitへ参加して気になったサービスは時間のあるときに調べたり検証したりしたいなと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。

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