APC 技術ブログ

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【OCI】Oracle Cloud Functionsを試してみた

目次

はじめに

はじめまして。クラウド事業部の小村です。
本記事では、Oracle Cloudのサーバーレスサービス「Oracle Cloud Functions」を使って、簡単なREST APIの実行を試した結果を共有いたします。

Oracle Cloud Functionsとは?

Oracle Cloud Functionsは、Oracle Cloud Infrastructure(OCI)で提供されるサーバーレス・コンピューティングサービスです。
コードをアップロードするだけでインフラ管理を意識せず、簡単にスケーラブルなアプリケーションを構築できます。

前提条件

  • Oracle Cloudアカウントを作成済み

手順

最近、OCI Functionsのハンズオン資料が公開されておりましたので、以下の記事を参考に進めていきます。

OCI Functions ハンズオン | Oracle Cloud Infrastructure チュートリアル

試してみる

リソースの作成

1. VCNの作成

[ネットワーキング] -> [仮想クラウド・ネットワーク]から作成画面に進みます。
CIDRブロックは10.0.0.0/16を追加しています。

vcn作成

2. サブネットの作成

続いて、サブネットを作成します。
CIDRブロックは10.0.1.0/24を追加しています。

3. アプリケーションの作成

[開発者サービス] -> [アプリケーション]から作成画面に進みます。
VCNとサブネットは先ほど作成したリソースを指定します。

アプリケーションがアクティブ状態であることを確認します。

サンプルアプリケーションの実行

公開情報をもとに操作を進めていきます。

1. クラウドシェルの起動

2. アーキテクチャの変更

3. コンテキスト設定~ファンクション呼び出しまでのステップ実行

前述のアプリケーションのステータス確認画面の右下に、スタート・ガイド/クラウド・シェル設定項目があるかと思います。
この画面に記載された各ステップを進めていきます。

Step11でHello, world!の出力を得られましたら、ファンクションの実行が成功しています。

※認証トークンを使用したdockerログインで何度か失敗しましたが、時間を置くことで認証が通りました。
もし同じような事象に遭遇した際のご参考になれば幸いです。


【補足】
スクリーンショットを見ていただければError invoking function. status: 502 message: Failed to pull function imageというエラーが発生してます。
どうやら手順通りでは、ネットワーク構成の問題で関数の実行が上手くいかないようです。(2025/05/30時点)

なので、VCNにサービスゲートウェイを追加で作成します。

(Option)4. サービスゲートウェイの作成

(Option)5. ルーティングの設定

サービスゲートウェイが以下の設定になっておりましたら問題ないです。
あとは、再度クラウドシェルからファンクションを呼び出しましょう!

所感

慣れない管理画面で最初は不安がありましたが、難なく進める事ができました。
今回はクラウドシェルで試しましたが、ローカル環境で実行する手順も整備されておりますので、興味がある方はぜひお試しください!

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