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【OCI】 Oracle Cloud Infrastructureの特徴・使い方・注意点をサクッとまとめてみた

はじめに

こんにちは、クラウド事業部の葛城です。

今回は、Oracle Cloud Infrastructure(OCI)の「Architect Associate」資格に合格したことを報告しつつ、OCIについての情報をまとめてみました。

実際に環境を触って試したかったのですが、通常15分ほどで払い出されるOCI Free Tierのアカウントが、登録は完了したものの「アカウント審査待ち」のメールが届き、まだ環境を実際に触ることができていません。

そこで今回は、実際にOCIを利用している方々のブログを参考に、

  • OCIってどんなクラウド?
  • どんな使い方ができるの?
  • 注意点は?

といった基本的な特徴を、まとめてみました。

目次

OCIの特徴と強み

無料枠が豪華

参考:

OCIの「Always Free」枠では、以下のようなリソースが無料で使えます。

  • ARMインスタンス(最大4OCPU、24GBメモリまで)
  • AMDインスタンス(1OCPU/1GBを2台まで)
  • ブロックボリューム (合計200GBまで)
  • Oracle Autonomous Database(2インスタンスまで, 各1OCPU/20GB)
  • オブジェクトストレージ(20GB, 50,000/月 API requests)
  • ロードバランサ(10 Mbps)、監視機能など
  • 毎月最大10TBの送信データ転送

高性能な構成でも安い

参考:

AWSやGCPと比べて、同じスペックでも月額コストがかなり安いという比較例が多く見られました。

OCIの無料枠の使い方

無料でVPSとして遊べる

参考:

無料で4Core/24GBのARMインスタンスが利用できるため、小規模Webアプリやゲームサーバのホスティング、検証用途にぴったり。
ただし人気で、インスタンスの取り合い状態になっていることも。

複数VMを使って構成の練習

参考

無料枠内でも、複数のVMを使ってネットワーク構成の学習が可能。
IPv6やセキュリティリスト、ロードバランサーなど、実運用に近い構成も試せる。
監視や通知などの周辺サービスも使えるので、IaCや自動化の練習にも。

Oracle製品を無料で体験

Oracle Autonomous Database や Oracle APEX(ノーコードツール)も無料。
Oracle製品を触ってみたい人におすすめ。

OCIの注意点・つまずきやすいポイント

登録には少しハードルがある

  • 無料でもクレジットカードの登録が必要。
  • 登録時のSMS認証、住所チェックなどでつまずくケースもあるようです。
  • 場合によっては、アカウント審査が発生し、利用までにに時間がかかる。

無料枠のリソースが取りにくい場合があり

  • 東京リージョンだと、人気のARMインスタンスが取得できないことも。

まとめ

今回はOCI Free Tierのアカウントがまだ利用できなかったため、構築ではなく、情報をまとめる形式の記事となりました。
とはいえ、OCIの特徴や活用法を調べる中で、「無料でここまでできるのか」という驚きや、コスト面での優位性を、改めて感じることができました。

時間が取れたら、OCIの無料枠・無料クレジットを利用して以下のようなチャレンジもしてみたいと思っています

  • ローカルでは動かしずらい LLM(例:Gemma 27B、Qwen 32Bなど)をOCIのVMで動かす

うまくいったら、また別記事で紹介したいと思います!

おわりに

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