
はじめに
こんにちは、クラウド事業部の延原です。
OCIのオブジェクトストレージである「バケット」のレプリケーションを検証したので手順を紹介させて頂きます。
ストレージの冗長機能として基本的なものですが、実際の画面を見ることでよりイメージしやすいと思うので、ご参考にして頂けますと幸いです。
本検証は無料トライアルの制約により同一リージョン間のレプリケーションとなっています。
手順概要
- レプリケーションのソースおよびターゲットとなるバケットの作成
- レプリケーションポリシーの作成
- ファイルのアップロード
- ターゲットバケットの確認
手順1.レプリケーションのソースおよびターゲットとなるバケットの作成
左上のメニューから ストレージ > バケット をクリックします。


バケットの作成 をクリックします。

バケット名などのパラメータを入力して、作成 をクリックします。今回はすべてデフォルト値とします。



バケットが作成されたことを確認します。

同様の手順にてターゲットのバケットを作成します。

手順2.レプリケーションポリシーの作成
ソースバケットをクリックします。

レプリケーション・ポリシー をクリックします。

ポリシーの作成 をクリックします。

名前などのパラメータを入力して、作成 をクリックします。名前はデフォルト値が入力されていますが変更可能です。宛先バケットは先ほど作成したターゲットバケットを選択します。

レプリケーションポリシーが作成されたことを確認します。

手順3.ファイルのアップロード
ソースバケットのオブジェクトメニューにて、アップロード をクリックします。

ファイルを選択 をクリックします。

ファイルがアップロードされた事を確認して、閉じる をクリックします。
なお他のパラメータについてはデフォルト値としています。

アップロードしたファイルがオブジェクトにある事を確認します。

手順4.ターゲットバケットの確認
画面上部のオブジェクト・ストレージ をクリックします。

ターゲットバケットをクリックします。

バケットの詳細 にて、レプリケーションの宛先となっている事が確認できます。

レプリケーションされたオブジェクトがある事を確認します。

レプリケーションされたオブジェクトではダウンロードやコピー、ストレージ層の更新が可能となります。ただし名前変更と削除はグレーアウトされており不可となります。

さいごに
本記事ではOCIオブジェクトストレージのレプリケーションについて検証してみました。OCIにおけるレプリケーションの方法について、イメージを掴む一助になりましたら幸いです。
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