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Amazon SESで使うIPレピュテーションを確認してみた

目次

はじめに

こんにちは、株式会社エーピーコミュニケーションズの松尾です。
今回は「IPレピュテーション」について確認の仕方を紹介していきます。

本記事の対象者

  • IPレピュテーションとは何かを知りたい方
  • IPレピュテーションの確認方法を知りたい方

IPレピュテーションとは何ですか?

「IPレピュテーション」とは、メールの送信元となるIPアドレスの「信頼性」「評判」「評価」といった意味合いの言葉です。
AWSに限った言葉ではなく、一般的なキーワードになります。 基準としても統一的に決まった評価軸はなく、各メール受信者やプロバイダがそれぞれ評価しているものです。
迷惑メールなどの不適切なメールを防止し、健全なメール送信元であることを表す1つの指標になっています。

なぜIPレピュテーションが重要?

IPレピュテーションはスコアとして数値で表現されることが多いです。スコアが低い(評価が低い)と、メールを送信しても受信側プロバイダで拒否されたり、迷惑メールとして扱われる可能性が高くなることがデメリットとなります。
高いスコアを維持することで、送信メールが受信者に届く可能性が高まる仕組みになっています。

メールの送信元IPアドレスってどれですか?

受信メールのソースコードから確認できます。
ヘッダ"Received"部分に、経由したメールサーバの情報(ドメイン名とIPアドレス)が表示されているため、その部分を確認していきます。
この例はAmazon SESから送信されたメールですが、末尾のxxx.xxx.234.50が送信元IPアドレスです。

IPレピュテーションの確認サイト

サイトはいくつもありますが、ここではSender Scoreというサイトを紹介します。

senderscore.org

使い方は、検索窓に検索したいドメインやIPアドレスを入力。

今回はドメインで検索したのですが、このように関連するIPのスコアが表示されます。
全てVERY HIGHとなっていて高いスコアになっていることが分かります。IPアドレスごとにスコアが異なることも分かります。

まとめ

簡単ですがIPレピュテーションについて紹介しました!
メール送信時の考慮事項として覚えていただけたら幸いです。

おわりに

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