はじめに
会社の施策で有料版のChatGPTを使えるようになりました。有料版のChatGPTでは、無料版の制限を超えた多くの文字数をプロンプトに書くことができます。 私はちょうど今、社内の勉強会で発表するネタとして、自分のブログの記事を流用できないかと考えていました。 私のブログ記事のタイトルと概要を、100記事分ぐらいを貼り付けて、そこから勉強会に適した内容をピックアップするということを、試してみました。
社内勉強会で共有する生成AI活用事例の選定
プロンプト:技術紹介版
私はインフラを担当するシステムエンジニアです。私が最近生成AIを活用した事例を、社内の勉強会で紹介します。発表時間は20分です。想定する聴衆は全員がインフラ系システムエンジニアです。しかし、個々の専門分野や知識のレベルには差があります。中には、業務経験が1年未満の人もいます。
私が生成AIを活用した事例を、以下の通りにブログの記事にしました。 これらの中から、今回の勉強会で紹介すると良いと思われるものをいくつか選定し、その記事のタイトルと選定理由を教えてください。
生成AI「Claude」で驚異的なリライト体験:ブログ記事が一変 はじめに 最近、「鎖骨骨折シリーズ」という記事を書いています。一度、「鎖骨骨折シリーズ(13):医療費の健保組合の付加給付について」という記事を書いたのですが、この記事は一般的な医療費の話題なので、単体の記事として公開したほうが、幅広い読者に役立つと考えました。 今回は生成AIを使い、一度シリーズものとして書いたブログ記事から、トピックを強調した単体記事を作成してみます。使用する生成AIには、日本語の文章に強いと言われる、Claudeを使用します。 Claudeを使ったリライト プロンプト 以下は、私の個人のブログに掲載する記事です。以下の記事は、「鎖骨骨折シリーズ」の1つです。この文章を、単… muriwashinai 生成AI 編集 0 2024/8/6 7:00:00 生成AIで簡単に入院準備!画像からチェックリストを作成する方法 アイキャッチ画像 はじめに ランニング中の転倒により骨折し、入院することになりました。 muriwashinai.hatenablog.com 骨折もそうですが、入院するのは初めてです。入院案内の冊子には、必要な持ち物が書いてありました。家に無いものについては、買う必要があります。 鎖骨骨折ということで、片手が塞がりがちです。冊子を手に持つこともできれば省きたい。なので、冊子の持ち物リストを写真に撮って、スマホで見ることにしました。 しかし、画像を拡大しないと読みづらく、片手が不自由だとまだ不便でした。 そこで生成AIを使って、写真から、テキストの買い物リストを作成することにしました。 ChatGPTで画像から… muriwashinai 生成AI 編集 0 2024/7/19 7:00:00 1つの記事から2つへ:ClaudeによるAI記事生成実験 はじめに 先日、以下の記事をポストしました。 muriwashinai.hatenablog.com この際、思いつく限りを自由に書いた結果、2つのテーマが混在した文章になりました。 プリウスでドリフトする方法 【MV】Creepy Nuts - かつて天才だった俺たちへ - YouTubeを見た感想 そのために記事は分かりづらい印象になってしまいました。そこで、これらを2つの記事に分割することにしました。今回その作業を、日本語の文章に強いと言われる生成AIの、Claudeを使ってやってみます。 この記事を元に2つの記事を作成することはできますか? プロンプト 以下は、私のブログに掲載する記事… muriwashinai 生成AI 作成 0 2024/7/16 7:00:00 <以下略>
回答:技術紹介版
社内の勉強会で生成AIを活用した事例として、以下の記事を選定するのが良いと思います。
JenkinsとHelmを活用したCI/CDパイプラインの構築
- 選定理由: インフラ系システムエンジニアにとって、CI/CDパイプラインの構築は重要なスキルです。JenkinsとHelmを使った実際の開発プロセスを通じて、生成AIがどのように役立つかを紹介することで、技術的な理解が深まり、特に経験が浅いエンジニアにも参考になるでしょう。
生成AIを活用したJenkinsパイプライン開発:ECRからOpenShiftへのコンテナイメージコピー
- 選定理由: コンテナ技術やOpenShiftの利用は、インフラエンジニアにとってますます重要になっています。この事例は、生成AIがどのようにしてコンテナイメージの管理を効率化するかを示しており、具体的なプロジェクトでの応用方法を共有できます。
GitLabからJenkinsパイプラインへのパラメーターの渡し方
- 選定理由: CI/CDのワークフローでのパラメータ管理は重要な課題であり、この事例は生成AIがその効率化にどのように貢献できるかを具体的に示しています。これも実践的な内容で、経験の浅いエンジニアにも理解しやすい内容です。
これらの記事は、生成AIがインフラの業務でどのように使えるかを具体的に示しており、聴衆の技術レベルや興味に合致した内容です。
プロンプト:身近な内容版
私が発表を行う勉強会は、カジュアルな場です。発表内容は、例えばTEDの発表のように、身近な話題から始まり核心に至る展開にしたいです。 いくつかの事例を紹介しますが、最初に紹介する事例は、まだ生成AIを使ったことがない人に取って、単純に楽しいものにしたいです。 その前提で事例を選定し、それらの選定理由を教えてください。
回答:身近な内容版
カジュアルな場での発表で、生成AIをまだ使ったことがない人にとって単純に楽しい事例として、以下の内容を選定するのが良いと思います。
「余裕のよっちゃんイカ大王」 - AIが生み出したユニークなキャラクター
- 選定理由: この事例は、身近なテーマから発展したユニークなキャラクターを生成AIと一緒に作り上げたものです。発表の冒頭で、生成AIがどんな楽しいことができるかを軽いエンターテイメントとして紹介できるため、まだAIに馴染みのない聴衆にも親しみやすい内容です。
「生成AIで簡単に入院準備!画像からチェックリストを作成する方法」
- 選定理由: 身近な生活の中で役立つAIの使い方を紹介することで、聴衆にとって「生成AIってこういう使い方もできるんだ」と気づきを与えられます。実際のニーズに応じた使い方であり、かつシンプルで楽しさもあるため、導入として適しています。
「AIを使って新聞の人生相談の投稿記事を作成してみた」
- 選定理由: これは誰もが知っている「人生相談」というテーマを使って、生成AIがどんなユーモアのあるコンテンツを生み出せるかを紹介するものです。日常的で親しみやすいテーマであり、聴衆に「生成AIを使う楽しさ」を感じてもらえる内容です。
これらの事例は、まだ生成AIを体験したことがない聴衆にも楽しんでもらえるような内容で、カジュアルな発表の導入部分として効果的です。
やってみた感想
- かなりしっかりと、インフラエンジニア向けに技術紹介をする記事が選ばれました。
- かたい内容になるのを避けるために、身近な内容の記事の選定を依頼したところ、それもうまく選ばれました。
- できれば、社内勉強会の発表の流れを考えたうえで、身近な内容と技術紹介の記事の両方をいい塩梅で選定できると良かったのですが。
- 一度先に、社内勉強会の発表の流れを、別途検討した方が良いと思いました。