ACS事業部亀崎です。私達のチームは2024年7月9日にPlatform Engineering Kaigi 02024に出展とセッション登壇をさせていただきました。
今回はセッション登壇の内容のさわりをご紹介させていただきます。
詳細は登壇資料やビデオを参照いただけると幸いです。
Microsoftが実践しているプラットフォームエンジニアリング
まず最初はMicrosoft柳原様様から、MicrosoftにおけるPlatform Engineeringの取り組みのご紹介です。
Microsoft様における知見を開発者の皆様にお届けするため、プラットフォームエンジニアリングガイドという資料を公開しています。
この中でも記載されていますが、Microsoft様が考える「プラットフォームエンジニアリング」とは以下のように定義されています。
プラットフォームエンジニアリングは、DevOpsの原則から構築されたプラクティスであり、セキュリティで保護された 管理されたフレームワーク内での開発者体験とセルフサービスの向上を通じて、各開発チームのセキュリティ、コンプライアンス、 コスト、およびビジネスまでの時間の価値を改善することを目指しています。これは、製品ベースのマインドセットシフトと、 それをサポートするための一連のツールとシステムの両方です。
このステートメントは開発者の皆様に向けた内容であると同時にMicrosoft内部に対するメッセージでもあり、実際に実践しているものです。
Microsoftの製品はプラットフォームエンジニアリングで取り組む開発ライフサイクルのInner Loop(コード、ビルド&テスト、継続的デプロイメント)とOuter Loop(デプロイ&運用、監視&観測、継続的フィードバック)の両面で提供されています。
マネージドBackstage「PlaTTシリーズ」と生産性向上事例
ここからは弊社取締役 上林からの発表です。
PlaTTシリーズについては、先日投稿したブログ記事やニュースリリースもあわせてご覧ください。
PlaTTシリーズではさきほど柳原様からご紹介のあった開発ライフサイクルのInner Loop、Outer Loopのフェーズで生成AIを適用して、認知負荷を削減しようとしています。
その事例として以下のものをご紹介しました。
- テンプレートPlugin(AIアシスタント)事例
- シニアエンジニアへの情報属人化による、設計情報探索の認知負荷を解決
- 「顧客ニーズの背景」「設計経緯」などの経緯情報の探索や、経緯問い合わせによる有識者の認知負荷を解決
こうした取り組みでたとえば議事作成領域での活用だけでもエンジニアチームの6.8%の工数削減を実現しています。
- オンボーディングPlugin(Backstageオンボードコンテンツ)
- 有識者への問い合わせが多く、躓きがほうちされやすいオンボーディングの進捗遅れと理解度不足を解決
こちらにより、オンボーディングの体験向上とオンボーディングリードタイムの25-50%を削減しています。
まとめ
Microsoft 柳原様からはMicrosoftの取り組みを、弊社からはPlaTTによる導入効果の一例をご紹介させていただきました。 今後も開発者・開発チームの認知負荷低減のためにさまざまなサービス・プロダクトを提供し、皆様に貢献していきたいと思います。
PlaTTシリーズの他、Platform Engineering全般について、ぜひ弊社にご相談ください。
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