はじめに
Power Platform横串チームの安保です。
Microsoft Power Platform 基礎資格「PL-900」を取得しました。
これからPL-900取得を目指す方に向けて、試験対策方法や、試験にどのような問題が出たかご紹介いたします。
https://learn.microsoft.com/ja-jp/credentials/certifications/exams/pl-900/
試験対策
1.マイクロソフトデジタルイベント『PL-900 : Microsoft Power Platform Fundamentals 試験対策』
・事前登録が必要。動画でコンポーネントの概要説明、模擬問題、問題の解説が丁寧に解説されているので、これで試験全体の概要はつかめます。
2.Udemy『PL-900(Microsoft Power Platform 基礎) 模擬問題集※日本語版』
URL:https://www.udemy.com/course/pl-900microsoft-power-platform/
解説はないが、問題の傾向を掴むためにちょうどいい 試験のように考えさせる問題も出てくるので、この問題集が完璧にできていれば、問題なく合格できると思われます
学習方法
・動画とUdemyの問題を細分化して、週間でどのくらい進めるか基準を設け、それを目標に進めて行きました。Udemyには解説がないので、理解するのに苦労しました。また翻訳の関係上変な日本語もあるので問題の意図をよく理解しないとなと感じます。一つ一つの機能を理解するため動画と問題集を理解できるまで反復しました。スマホ一つで学習できるので通勤時間なども利用して学習しておりました。
オリジナル問題
問1
ある企業が運営する顧客ポータルでは、利用者が自らの手で苦情を登録することができます。
しかし、その苦情を適切なカスタマーサービスセンターへと効率的に振り分けるためには、まず苦情内容から具体的な都市名と製品名を特定し、抽出するプロセスが必要です。
この課題を解決するため、どの Microsoft Power Platform 機能を使用する必要がありますか? 回答を1つだけ選択してください。
選択肢:
- Dataverse
- AI Builder
- Power BI
- Power Apps
回答:
AI Builder
解説:
上記の情景を念頭に置きつつ、ポータルの苦情登録プロセスに対し、都市名や製品名のような重要な情報を自動的に識別・抽出するために必要なのは、
「AI Builder」です。AI Builder は、テキストから都市、色、電話番号、場所などのエンティティ情報を抽出できます
顧客の苦情から自動的に都市名と製品名を抽出するプロセスには、この AI Builder の機能が最も適しているでしょう。
問2
この企業では、Microsoft Dataverse テーブルに製品情報を格納しており、キャンバスアプリを通じて製品カタログを取り扱いたいと考えています。
ユーザーがアプリ内で各製品のコード、詳細説明、そして画像をアプリ内の製品を一覧表示します。
この要件を満たすためには、Power Apps のどのコントロールを利用するのが最も適切か、回答を1つだけ選択してください。
選択肢:
- ギャラリー
- Form
- ドロップダウン
- データ テーブル
回答:
ギャラリー
解説:
キャンバスアプリで複数の製品情報を一覧表示し、かつ各製品について複数の属性をユーザーに表示するには、「ギャラリー」コントロールが最も適しています。
ギャラリー コントロールにはデータ ソースからの複数のレコードが表示されます。各レコードには画像などの複数の種類のデータを含めることができます。
問3
会社の内製Webアプリケーションは、従業員がセルフサービスで利用するためのものですが、業務効率を上げるため、このアプリケーションのAPIへの接続を通じて自動化を図りたいと考えています。
このような目的において、Power Platform内で利用可能なサービスから、WebアプリケーションのAPIに接続し、自動化プロセスを設計・実行するために必要なものを選ぶ必要があります。
どの Microsoft Power Platform サービスを使用する必要がありますか?
回答を1つだけ選択してください。
選択肢:
- Dataverse コネクタ
- Excel Online (Business) コネクタ
- ビジネス プロセス フロー
- カスタム コネクタ
回答:
カスタム コネクタ
解説:
このケースでは、「カスタム コネクタ」が適切な選択肢です。カスタム コネクタを用いることで、
その会社独自のWebアプリケーションAPIに直接接続し、Power AutomateやPower Appsといった
Power Platformコンポーネントからアプリケーションの機能を利用し、自動化することが可能です。
おわりに
Power platform はアプリ作成やデータの収集・解析などをローコードで実現することが可能で、今後の需要が高まっていくと思い受験しました。 PL-900は基礎の資格で、Powerplatformの概念的な部分を学べます。初心者でも学びやすいのでローコード開発に興味がある方は受験してみてはいかがでしょうか