APC 技術ブログ

株式会社エーピーコミュニケーションズの技術ブログです。

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Windows7でTOS値(DSCP)を変更する方法

QOSの試験で、TOS値を変更して「iperf」 などの負荷ツールで負荷を掛けたい場合があるので、備忘録として方法を記述します。

 

※当社で開発しているネットワークテスト自動化製品NEEDLEWORKで、マーキング&負荷テストが可能です※

techblog.ap-com.co.jp

 

1.スタートメニューの「プログラムとファイルの検索」から「gpedit.msc」を実行し、ローカルグループポリシーエディターを開きます。

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2. 「コンピュータの構成」→「Windowsの設定」を選択し、「ポリシーベースのQOS」を右クリック→「新規ポリシーの作成」をクリックします。

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3.表示された画面でDSCPの値が設定出来ます。値は0~63の範囲で設定可能です。

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4.特定のアプリケーションやIPアドレス、ポート番号などでTOS値を変更する対象の通信を設定できます。

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5.これで、ポリシーにマッチした通信のTOS値が変更されるようになります。

以下の画像は試した結果です。

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※動作確認は行っていますが、実際に試す場合は自己責任で実施頂ければと思います。